島内
島の灯台に登るための階段がある
周辺の岩肌は脆く感じられたが、この辺りは 地域地質研究報告 で 凝灰角礫岩および火山円礫岩 となっている
一塊のマグマが冷えて固まったというよりは、堆積で礫や砂利が固められたようで、非常にざらついた手触りであった
灯台付近はやや開けており、午前5時は日の出を拝むことができた
強い逆光のため、明暗比が非常に大きい状況だった
この写真に限らずではあるが、三脚を用いて カメラ内HDR合成 を設定し、以下のように2枚の写真を合成している
灯台は白黒の横縞模様で、小柄だが優美な佇まいをしている
灯台付近は更に開けており、利島の辺りには雲海が積まれている
先ほどと同じ灯台付近でも、島の内側方面には植物が少ない
利島はどこから見ても良い
灯台の向かいには慰霊碑が控えめに立っている
鉄筋コンクリートの壁は劣化していた
柔らかい土の上で育つ軟弱者とは違う。この者(ソナレムグラ)は岩でも育つ
灯台の影の先には、白い航跡波が続いていた
岩を砕くような白波が見える。神子元島はこのような無数の岩礁に囲まれている
勢いがあって良い
波が届かない高さに亀裂のような水溜りがある
潮の流れは非常に激しく、ほとんど川の急流のような勢いがある
灯台の方も撮ってみる
カニ
枯れた葉を足元に積んでいる辺りに苦労が偲ばれる
船の勢いで岩礁がほとんど冠水した
伊豆半島側のヨットも見える
表題の写真。忍者返しのように反り立った崖の中から撮れた
熱中症気味ではあったので名残惜しくはなかったが、遠ざかる神子元島は涼しく見えた
日陰のない炎天下の中でも釣人達は釣りをしており、無人島慣れしている人は大したものだと感心した
結語
やはり無人島は良かった
余計な人工物がない分、広角レンズの活用機会が多かったように思える
真夏特有の抜けるような空気感と、重く鈍い岩肌のコントラストが印象的だった